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盗みが止められない【クレプトマニア】の症状

「クレプトマニア」ってなに?

クレプトマニアを日本語に訳すと「窃盗癖」・「窃盗症」といわれ、

盗むという衝動が自分で抑えきれず繰り返し盗む病気です。

 

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盗んだものには興味がなかったり、お金を所持しているにもかかわらず、

ただ“盗む”という行為を楽しむのが主な目的となっています。

盗む前のスリルを感じ、そして盗む行為をすることで快感を得るという、

物質依存症のメカニズムに似ていると考えられています。

また、この窃盗癖は摂食障害(過食症、拒食症)と合併することが多く、

女性比率が高いともいわれています。

大切なものや人を失った体験や挫折が引き金になることがあります。

そして母子関係など、生育歴の関与と脳内のセロトニン系

の関与が病因として挙げられます。

もう大丈夫、もうやらない  今はそんな気持ちでも、

継続して適切な治療を行うことが大切です。

脳に刻まれた依存対象は一生消えることはありません。

 

 

 

 

さまざまな窃盗の原因

 

窃盗を起こす原因は、他にも複数あると考えられています。

まず、脳自体の損傷です。

前頭葉皮質・皮質下系という部分は、主に人間らしさや理性などに

深く関わっているといわれています。この部分が事故などの衝撃で

損傷を受けると、理性がなくなり、抑制が効かない状態となり

逸脱行為が見られ、その一つとして盗み癖が見られる場合があります。

しばしば自分自身がこういった病気に陥っていることの認識が全くなく、

周囲の人が困ることが多いといわれています。

 

 

認知症による盗み「ピック病」

 

発症は50歳代の初老のころといわれ、症状は人格が変ってしまったり、

物忘れ、判断力の低下、言葉の障害、感情の障害、行動の異常、

衝動性脱抑制などがみられ、症状として窃盗をする場合があります。

この疾患は徐々に進行し、2~15年で死亡すると言われています。

 

 

クレプトマニアの治療方法

 

残念ながら現時点で有効な治療方法はありませんが

抗うつ薬を中心とした薬物療法や個人やグループによる

行動療法・認知行動療法、などを併せて行うのが現状です。

また本人は治療を受ける気がない場合があるため、

窃盗による不利益や、患者本人が責任を負うことを周りの人が

認識させ、 治療を受けるかどうかの選択を手助けすることが

必要です。精神科や公的機関などにも相談するとよいでしょう。